2015-06-03 08:59:22テーマ:店主の仕事のはなし
農業を仕事にすることをあきらめたわけではなかった。
でも、今農業をすることはできない。どうしたらいいだろう?
そこで将来のために、農業の現場に近い仕事をしようと考えました。
まずは農業の勉強をすることと、農業分野のさまざまな情報を得るために農業協同組合に就職しました。(1988年、22歳)
チャンスは必ず来ると信じ待つことにしたのです。
仕事の中で農業の現場に触れ、さまざまな情報・情勢を知る中で、農業への考えも深まり、自分の目指すべき農業経営像が見えてきました。
それは個人事業主として一農家として農産物の生産だけをするという事ではなく、生産から加工や販売も一体となった総合的な事業経営を企業ビジネスとして起業するということです。(1998年、32歳)
大きな目標に自分自身、戸惑いや不安はありましたが、想いを止めることはできませんでした。
ただ、この時点ではまだ、何を生産し、どのように加工し、どんな商品つくり、どう売るのか、具体的な構想はありませんでした。
農業に関しては新規参入方法を含め色々と知識情報が得られたので、次のステップとして、私に足りない加工・販売のノウハウを得るため農協を退職し、洋食店で働きながら大阪の調理師学校で主に西洋料理を勉強しました。(2000年、34歳)